Tutorial 正丁の呟き

先をよむ

2016-04-15 Fri 23:55

九州の原子力発電所は、なぜ今稼働中なのか!

今、熊本地方を中心に、九州全体が群発地震に
見舞われている。家屋が倒壊し、道路や橋などの
構造物、電気や水道ガスのライフラインまでもが
自然の力の前には抵抗のすべなく無力となる。
人命救助にあたる消防や自衛隊員は昼夜を徹した
活動である。しかし、「歴史」は繰り返すのである。

―ここで、思うことがある。
20年前の21世紀を迎えるころ、既に地球全体は
異常気象に見舞われ始めていた。またどの国の
社会インフラも一様に老朽化している状況だった。

塾生とよく話を交わしたものだ。技術大国日本を
自負するならば、災害に備えた大型の救助ヘリや
緊急災害時に必要とされる救助器機や避難用の
シェルター、簡易トイレなどがすばやく提供できる
しくみを準備すべきではないか。自国民の安全を
政治家のように唱えるだけでなく、技術を形にする
べきではないか。今、用意周到な準備をすることは、
ひいては世界の安全に貢献することになる、と。

産業を育成することは、人や技術を育てることだから、
自動車、宇宙開発も結構だ。しかし、もっと先を見越した
産業の育成に資金が投じられないのが残念でならない。

九州だから、自分たちは関係ない。そう言えるだろうか。
地球規模でいえば、日本はアジアの小さな一列島である。
今、地球は「活動期」に入っていることは事実なのである。

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