Tutorial 正丁の呟き

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とろふわ

2015-11-30 Mon 23:55

個人的には、とろとろ、ふわふわな食感が好きではない。

「口に入れると、とろけますぅ」 とレポーターが叫ぶ。
歯ごたえのないものが、なぜこれほどに好まれるのか。
味わう、という観点においては、食も読書も似ているか。

難解で冗長な文章は、読む気さえ失せるが、
少々固めで、噛みごたえのある文は、なかなかに面白い。
即座に理解に至らないが、読むたびにその味わいに
深みを感じることができ、知らず、頷(うなず)かされる。

趣向を凝らせた文章は、一見華やかでありながら、
かえってその技巧に浅薄さを露呈しているように思える。

簡潔でありながら、重厚であり、意味深長であるのは
明治の文豪、幸田露伴であろう。実に絶品である。

気軽に読めるものが決して嫌いでも、悪いわけでもない。

随筆で言えば、向田邦子は心憎い。なにせ繰り出す話の
一つ一つが輝いている。とても男性には書けないだろうな。
また、科学者の鋭い観察眼とユーモアで語る寺田寅彦が
好きで、随筆全集を読み漁った時期もあった。 

この二人の共通点は、誰にも読みやすく、平易な表現であり、
日常的でありながら、ものごとの真髄を外していない点である。
― これはもうアルデンテでしょう。(…強引にまとめちゃった)

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なんてキザな

2015-11-01 Sun 23:55

芸術家おぼしき者が、よく口にする。
「これまでに納得できた作品は無い」

―という言葉を聞いて、思ったものだ。
なんとキザな!自虐的な表現にも程が
あるだろう、とも思っていた。

しかし、ようやくこの歳になってわかる。
完璧さを追求し、そこに達したと認めたが最期、
その後の完璧さは色褪せたものになるのだ。

完璧さのなかに、未完成で、不完全なもの見出す
その能力が、さらに高みに向かわせるのである。

教えることも、ある意味では、芸術に近いだろう。
完璧は無い。もちろん、これが決定版と思える
教え方を、経験を重ねて数多く身に付けたと思う。
しかし、毎年それは相手に合わせて変化しながら、
スパイラル状に、巧妙になっていることを実感する。

初心忘るべからず―とあるように、過去を振り返って
みれば、未熟で言葉足らずの稚拙な指導に冷や汗が
出ようというものだ。熱意だけが助けだったような…。

これで完璧、という慢心は、自分の限界を認めるような
ものだ。まだまだ ”伸びしろ” は残っている―そうだろ?

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